人力で井戸を掘る技術「上総掘り」。新松戸幼稚園には上総掘りの井戸がありますが、水の出が悪くなってしまったため、 この助成金を使って新たな井戸を作りました。

手動で水を汲み上げる仕組みのポンプは、園児の力でも勢いよく水が飛び 出します。普段は、園庭の散水に利用したり、園児たちが水遊びで楽しんだりしているそうです。

設置の理由は、この地域における災害時の水源確保のため。地域を大切にしようとする思いがひしひしと伝わっ てきました。

次にご案内していただいいたのは、地域交流のため、「ホタルの里」を目指した自然園「エコパーク」。住宅街の中、ぶどう 棚、木や草花、そして清らかな水が流れる自然がそこにありました。
さらに上総掘りの井戸も。井戸の水は、自然園の小川 のせせらぎに。園ではホタルを育てているとのことですが、なるほど、そのためにも澄んだ水が必要だったのですね。

ホタルの飼育を通して、園児たちは生命に触れ、環境を考えるようになり、先生方はそういう園児たちを援助し、保護者の 方々は園に協力をする、そうして地域の方々ともつながっていく、そんな関係性がとても素敵だと感じました。