スキルファースト推進プロジェクト

人材不足の深刻化など急速な外的環境の変化に対応するため、企業はAIを最大限に活用し柔軟・継続的に組織と業務を最適化する必要に迫られています。

人材流動化の時代に組織効率を最大化するためには、重点事業に必要な社員のスキルを可視化・定量化しマッチングすることが不可欠です。欧米では個人のスキルや働き方の嗜好をベースに仕事や組織を設計するスキル主導のアプローチ、即ち「スキルファースト」のアプローチが主流となりつつあります。AIテクノロジーを駆使しながら、スキルの定義・分類や関係性はオントロジーとして研究・体系化、外部労働市場と連動する汎用的なスキル体系の創出が試行されはじめています。

人材市場での経験やスキルと自社の職務を共通言語で可視化・分類することで、採用や人材ポートフォリオ等の面で、人材戦略の機動力を高めることができるわけです。個人にとっても企業が同じスキル分類を使うことで、自らの市場価値が測れるようになります。

流動的人材ポートフォリオの確立、そしてリスキリングの実施率を最大化するためにも、こうした「スキルファースト」のインフラ確立がこれらの基礎・土台となるのです。

海外では新たなスキルの習得を評価に繋げ、仕事の内容や報酬、採用、配置異動に反映する仕組みを構築し、精度の高いスキル分析・マッチングを組織設計の分野でサポートするAIテクノロジーが急成長しております。

しのはら財団では、この「スキルファースト」の日本でのインフラ確立と、日本及び海外からのスキルテックを最大限活用するための土台造りに貢献すべく活動を行っております。

活動実績

日経BP:「スキルベース組織」への転換が企業競争力を高める

スキルファーストxテクノロジーで日本の生産性を上げるシンポジウム

日経BP:スキルファーストXテクノロジーで日本の生産性を上げる

日経BP:スキルファーストの実現にはキャリア自律が不可欠