設立者ご挨拶

財団設立の経緯と私の想いをお伝えします。

設立者/篠原欣子の写真

社会を、未来を明るくするのはみなさんです。

私は、1973年5月、テンプスタッフ(株)(現:パーソルテンプスタッフ(株))を設立し、「雇用の創造」「人々の成長」「社会貢献」の企業理念のもと、人材派遣を通じ、はたらく機会をつくることで、多くの人々とともに成長してまいりました。
自分がたった1人で作った小さな会社が、いつのまにか総合人材サービス企業として、ここまで大きなグループ(現:パーソルグループ)へと成長したことに感慨もひとしおです。私どもを支えてくださった多くの皆様にあらためて深く感謝申し上げます。

設立者/名誉会長 篠原欣子の写真

一方、私は「社会のお役に立つために、自分は何ができるのか?」とずっと考えてきました。社会貢献としていったい何ができるのかと。
私なりにいろいろと考えた結果、保育士や介護士などの資格取得を目指す学生に、奨学金を給付することをもって支援し、社会福祉に携わる有能な人材を一人でも多く育てることで社会貢献をしよう、と決心しました。そこでテンプスタッフ(株)の創業40周年記念となる節目に社会へのご恩返しとの思いから、個人として、篠原欣子記念財団を設立いたしました。
私たちの支援を受けて、学び、成長したみなさんが、社会で活躍される事を期待しております。社会を、未来を明るくするのはみなさんです。私たちはその後押しをしていきます。共に歩んでいきましょう。

設立:2014年2月28日
一般財団法人 篠原欣子記念財団
設立者/名誉会長 篠原欣子

プロフィール

1953年高木学園女子高等学校卒業後、三菱重工業(株)入社。1957年東洋電業(株)入社。34歳で英語力向上のため、スイス・イギリスへ留学。一旦帰国するものの更なる英語力向上のため単身、オーストラリアへ渡り、現地マーケティング会社「PRSA社」に社長秘書として入社、同社就労時に人材派遣システムを知り感銘を受ける。帰国後1973年、女性が働きやすい環境づくりを目指し、38歳で人材派遣会社「テンプスタッフ(株)」を設立。資本金100万円、六本木のワンルームからのスタート。2008年テンプホールディングス(株)(現:パーソルホールディングス(株))を設立。2000年からアメリカ・フォーチュン誌「世界最強の女性経営者50人」に12年連続で選出される。2014年2月28日、私財を投じ、一般財団法人篠原欣子記念財団を設立。その後、自己の所有する同社の株式を寄付する。