代表理事ご挨拶

Well-beingを最大化できる社会の実現。
私たちの目指すべき未来についてお話します。

代表理事/篠原よしみの写真

Join us in shaping the future!

私は、日本の高度成長期の1986年に渡米し、カリフォルニア州に於いて現在のパーソルグループのアメリカ法人の立上げと成長に携わりました。AIを中心とするテクノロジーを駆使した経営や、新たな企業価値の創造に取り組んできました。
シリコンバレーとシリコンビーチでは、世界中から集まった情熱あふれる人々が新しいビジネスに挑戦する姿を目の当たりにしてきました。
彼らは成功と失敗を繰り返しながら常にチャレンジし続けています。この経験から、私は成功のDNAと理想的な企業モデルについて深く考察してきました。

その中で得た重要な洞察を、二つ共有したいと思います。

代表理事/篠原よしみの写真

第一に、「ひと」の持つポテンシャルは多様で無限大だということです。
それぞれの「ひと」の持つスキル、チームの力、企業文化、戦略、社会的/政治的背景、歴史や文化のコンテクストが複雑に絡み合い、予測できない可能性を生み出します。AIの進化により、この可能性の予測と最適化がさらに加速するでしょう。同時に、「ひと」のポテンシャルは益々複雑化・無限化するに違いありません。

第二に、人の幸せ、つまりWell-beingの本質についてです。
私たちは家族や仲間という安心出来る環境の中で、自己への成長と他者への貢献を通じて幸福を感じます。
情熱を傾けられるものにチャレンジしたり、新たな発見や成長する過程にエキサイトしたり、他人に対して思いやりや愛情を共有したりする時に、心を満たす充足感や達成感が得られます。一方で、差別や、非倫理的な言動を受けると人は怒りを感じます。不公平さや抑圧は人々の意欲を削ぎ、心身の健康にまでも悪影響を及ぼします。

これらの洞察を踏まえ、個人の可能性とWell-beingを最大化できる社会の実現こそが、私たちの目指すべき未来ではないでしょうか。
しのはら財団は、AIを含めた最先端のテクノロジーやイノベーションを活用し、新たな形の社会貢献を通じてこのビジョンの実現に邁進します。皆さんも一緒に、そんな社会を創りませんか?しのはら財団は皆さんと共に歩む財団です。皆さんの参加を心よりお待ちしております。
Join us in shaping the future!

一般財団法人 篠原欣子記念財団
代表理事/篠原よしみ

プロフィール

パーソルテンプスタッフ(株)(当時のテンプスタッフ(株))の米国法人をカリフォルニア州にゼロから立ち上げ、テクノロジー業界に特化した人材紹介サービスを提供。複数のM&Aやテクノロジースタートアップ企業への投資、および創立(AIファーストのタレントマーケットプレース)を経て、事業の成長・拡大を図る。人材ビジネスのデジタル化やAI化に努めてきたことをきっかけに、2022年には、ハーバード大学経営大学院(HBS)にてデジタル・データ・デザイン研究所を共同設立し、世界のAIトランスフォーメーションの研究やリーダーシップ育成に貢献。